ツールだったり調達先だったりをまとめてくれと前々から言われていたので簡単にまとめてみようと思う。
ハードウエア環境、基板メーカー、部品調達先、ソフトウエア環境な感じで紹介していく感じにしようかなと
というわけで今回はハードウエア面のことをやろうと思う。
ハードウエア
YIHUA 992DA+
まずはコテ
YIHUAの992DA+
こいつはAliexpressのYIHUAストアでセールをやっているときに180ドルぐらいで手に入れた。
コテ部分には温調機能とスモークアブソーバーがついているためフラックスを大量に使ったりするときに煙が舞わなくて良い。
海外製ということで消耗品の購入までのリードタイムが長すぎるとか心配する人もいるだろう。
なんと小手先はHAKKOのが使えるw
小手自体は流石に無理なのでこいつ(20ドル程度でヒーターはHAKKOらしい)
https://ja.aliexpress.com/store/product/YIHUA-907I-soldering-iron-for-weldering-machine-tools/401349_1853158228.html?spm=a2g11.12010612.0.0.569f60e0pG8BaX
その他ホットエアーがついている。
その他とは言ってもこれがついているので選んだところが大きい。
中華系サイトで探せば互換品がいくつもあるがこいつについてるホットエアーは結構しっかりしていて安物とは違う感じがある。
Twitterでよく耳にする風が強すぎてチップ部品が飛んでいく等の問題はないレベルまで風量を下げられる。
その他温度も400度ぐらいまで上がる(推奨はしないが)ので結構綺麗にリワークできる。
それ以外の詳細スペックは以下を参照されたい
ja.aliexpress.com
ANDONSTAR ADSM201
普通のHDMIマイクロスコープ
自身にも液晶がついてるがまあ補助程度基本はHDMIで使う方がいいだろう。
SMDパーツの半田付けやリフローのショートチェックに使っている。
あとは基板のリフローの接写とかそういうのにも使える。
山善ホットプレート
ホットプレートリフロー用に購入したもの。
安いので簡単な施策には必須。
基板焦げになりやすいという欠点があるので上にアルミブロックとか置くとヒートショックを避けれる。
参考までにツイート
ちょっと手間かけるとすごい綺麗に行くぞ pic.twitter.com/Yoyk1axj7F
— がれすたさん (@GarageStyleMsc) 2018年3月10日
ホットプレートでもここまで綺麗にできるぞっていう自慢
こんなもんか pic.twitter.com/7lUdUfUGT2
— がれすたさん (@GarageStyleMsc) 2018年3月9日
ディスペンサ
注射器とかシリンジとかその類の話
使用用途としてはフラックス添加とかステンシルがない時のペースト半田印刷
参考ツイートをいくつか貼る。
こんなもん pic.twitter.com/6dtyWe2UuW
— がれすたさん (@GarageStyleMsc) 2018年3月9日
まあ試作ですらないからどうでもいい。
— がれすたさん (@GarageStyleMsc) 2018年3月9日
今回はフラックス配合率の実験がてらなので(^-^)
ちなみに今度はこれ使うかな pic.twitter.com/MlQ1QZjxC0
本体は好きなの選べばよいがチップを装着する部分がねじ込み式のロックがあるやつを選んだほうがいい。
理由として半田ペーストの粘土が思ったより高いためロックがないタイプのを使うと先端が飛んでいって悲惨なことになる。(僕はこれでなんども萎える経験をしました。)
そのほか補足をしておくと
先端はgという単位で扱われていて数字が大きくなるほど細い
よくわからなければこのようにセットのを買ってみて自分好みのを探すのも良いだろう。
https://ja.aliexpress.com/store/product/1-4-Tubing-Length-100-PCS-TE-Premier-Dispensing-Tips-dispensing-needles-Glue-Dispensing-Tip/1503742_32625074730.html?spm=a2g11.12010612.0.0.45062766LsQwVW
余談だがフラックスを添加するにはこのぐらいの太さがいい(ペーストより多めに添加するため)
https://ja.aliexpress.com/store/product/16G-2-Dispensing-Needles-Tips-For-Glue-100pcs-bag/1503742_32389438536.html?spm=a2g11.12010612.0.0.45062766BYLuVg
ペースト半田およびフラックス
リフローに使う半田と金属表面活性化のためのフラックス
このケースは結構見るがこのストアは色々な種類を扱っており安心感がある。(まあ他のだと製造日がクソみたいの送ってきて期限がすぎてたりする。)
使用感はこんなもん(フラックスで多少の粘度調整を入れている
実際去年の3月製造のやつっぽいけどまだこのレベルでトロトロしてるので強い pic.twitter.com/53mYUgloaf
— がれすたさん (@GarageStyleMsc) 2018年3月10日
Twitterではこのタイプ使ってる人をよく見るけど内蓋のパッキンがないのですぐカピカピになる。
僕の知り合いのあろえさんとかはこれ使ってるらしいけどあの人みたいに一回で結構使わない人だとこれよくない説はある。
無論上記の500gも微妙なところではあるが今の所1年経っても動画のように粘度は低いままだ。
見た目はSMICのeco solderっぽい。
ag3.0%って結構いいやつっぽいのでlead freeならこれかな。
ちなみにビスマス含有の場合鉛とか混ざるとクラックがやばいらしいので注意が必要だ。
次にフラックスの話。
コテ使う場合は基本液体の方使ってる。
なぜかでかいの使ってる。
前勤めてた会社で一個もらったのでこんなにでかい。
長くコテ当てたりリフローする場合はこっち使ってる
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あとはこれ(多分中はあんまし変わらない
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元ネタ(純正のわけがないw)はamtechのフラックスなんですけど洗浄ありとか無洗浄とかあるけどケースの色で分けてるんかね?(その辺はわかりませんのでとりあえず洗浄することにしてる。
最後にリムーバー
無水エタ使ってる時期もあったけど残渣の結晶化で白い粉が基板に付着するのでトルエンとかキシレンとか入ってるやつの方がいいと思うということでこっちに変えました。
オススメしていただいたざわざわ(@ZawaZawah)さんありがとうございます。
まとめ
今回はツールを紹介した。
万人にオススメできるものではないがsmtで試作をする場合のツールの一つとしてみてくれたら嬉しい。