読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ガレスタさんのDIY日記

電子回路、Web、組み込み、自作エフェクターを語るblog

”ARM32ビットマイコンのはじめ方”を読んだ感想など

書籍紹介 LPCXpresso LPC810

今回は久々に書籍紹介の記事になります。

挿すだけ! ARM32ビット・マイコンのはじめ方 (ハードウェア・セレクション)
f:id:gsmcustomeffects:20160305234258j:plain

主な内容

  • 日本で比較的手に貼りやすいLPC810を例に解説
  • LPCXpressoの使い方が書いてある
  • Systickタイマーについていい感じに書いてる
  • SCT(State Configurable Timer)についても書いてある
  • 基本ペリフェラルであるI2C、UARTもきっちりカバー
  • CDROM付きでいちいちコーディングしなくてもそれなりに遊べる。

とりあえず一個づつ見ていこう


LPC810

LPC810はARMマイコンでも珍しいDIP8パッケージのマイコンである。
電子工作を始めたての人にいきなり表面実装パッケージを扱え!はあまりにも苦行すぎる・・・

そんな中DIPパッケージを手軽な価格で提供しているNXP社のLPCマイコンがARMマイコンであるという認識が定着したのではないかな

ちなみにLPC1114というDIPマイコンもあるので興味のある方は調べてみれば面白いと思う。

そんなわけでこの本はLPC810を例に解説しているので非常に始めやすいのではなかろうかと思う。

LPCXpresso

次にLPCXpressoについてだ。

LPCXpressoというのはNXP社が提供するLPCマイコンIDE統合開発環境)である。
気になった方は調べてみるといいかもしれない

ARMマイコンといえばMbedというARM社が提供するWeb開発環境での解説書籍が多いがこの本はLPCXpressoで結構しっかりオフライン向け開発を説明しているので中級者にも読みごたえがある本だと思う。

Systickタイマーについて

この手の書籍には珍しくなんなのかとか細かく説明されててかなり良いと思った点のひとつです。
SystickっていうのはARM全般で使えるシステムタイマーなんですけどクロック設定とかもきちんと説明されててよかったです

SCT(State Configurable Timer)

これは基本的にはタイマーなんですけど状態遷移によってカウントしてそれで割り込みを発生させる仕組みみたいなものです。
本家が説明してくれてるので以下を参照
www.nxp-lpc.com

んで本における解説としては使い方の手順、レジスタの解説までやってくれてますね
この点は特殊機能なので詳しい説明があってうれしい限りです。

UART I2Cについて

これに関しては言及しなくてもいいかなぁとおもったのですが例とかも書かれてるのでこれをもとにいろいろ作っていくという学習法でいいでしょう。

まとめ

2400円にしてCDROM付きでこのボリュームなのでかなり良書だと思いました。

まああえて言うとすればNXPの新ライブラリであるLPCOpenでの作例ではないので最新のつかいかたというわけではありませんがCMSISでのレジスタのたたき方などが書かれているので細かくいじって開発したい方向けの辞書としてもつかえるなぁと感じました。

ちなみに僕のHPではLPCOpenでのLPC810Lチカとかも公開してますので興味のある方はぜひ
LPCOpenとは
LPCOpenを使ったLPC810Lチカについて

気になった方は目次がCQ出版社のほうで公開されていますので見てみるといいかもしれません
shop.cqpub.co.jp