読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ガレスタさんのDIY日記

電子回路、Web、組み込み、自作エフェクターを語るblog

kicadに乗り換えての感想など

KiCad CircuitCAD

ここ最近回路CADをEAGLEからKicadに乗り換えたので使用感と違いなどを述べながら感想を述べていこうと思う。

個々の違い

EAGLE

  • 基本操作はマウス
  • ライブラリが回路シンボル、フットプリント一括管理
  • 言語が英語
  • 無料版では基板サイズ制限がある

Kicad

  • 基本操作はキーボードありき
  • ライブラリは回路シンボルとフットプリント別途管理
  • 日本語対応
  • サイズ制限なし
  • 標準3D表示機能


ざっとあげればこんなもんだろうEAGLE慣れしていた僕からすると操作感にはかなり苦しめられた。
kicadの場合基本はホットキー操作になるためだ。

ただ悪い点ばかりではない。
ライブラリーの管理方法が別途なのでSOP23やLQFP48とかよく使うやつはシンボルの作成だけで使いまわすことができる。
例えばLPC1114なんかのマイコンは一個の部品でパッケージが4種類ぐらいあってEAGLEでこれを扱うのは一種類に割り切るか個別に作成の必要があった。
この点ピン数が変わらない部品であれば基本的に回路シンボルは一つでフットプリントだけを選んでいけばよいということになる。

EAGLEではパッケージごとにライブラリを作る必要があったのでこの辺はかなり強いと思う。
特にリード線抵抗なんかがピッチ変えるとライブラリ変えないといけないのはかなり大変だったのでこれはかなり良い。

ちなみに日本語対応なのでそれっぽくいじってればすぐになれることができた。

EAGLEから移行して・・・

まず最初に思ったのがライブラリーが別途管理なので回路図だけをささっと書くことができる。
EAGLEでは部品を配置するときにPCBのことも考えて選ぶ必要があったが、Kicadでは抵抗なら抵抗、コンデンサならコンデンサと基本一つのシンボルで済むので作業スペースにいろいろ配置してごちゃごちゃになる心配がない。
それにエフェクターとかの回路なら抵抗、コンデンサオペアンプダイオードぐらいなのでコピペで部品配置していってすぐにかけてしまった。(EAGLEは部品の吟味に時間を取られていたのですごい変わり用だ)

以下が練習で書いたエフェクターの回路

http://blog.livedoor.jp/garagestylemsc/Kalazoo.pdf
f:id:gsmcustomeffects:20160319012419p:plain

その他電源やGNDなどは最初から部品が入っているのでそれを配置するだけでいいし、パッドが必要なら後で追加できるのでこの辺は作業効率の面でkicadが圧倒的に上回る感じだった。

また使用方法に回路だけ別の人レイアウトは自分みたいなやり方も通用するので分業で作業するには良いと思う。

kicadには回路が書き終わったらフットプリントとの割り当て作業があるのでこの辺の手間を考えるとEAGLEを好む人が多いわけがわかる。実質海外シェアはEAGLEのほうが強い気がする。

3DViewの例

f:id:gsmcustomeffects:20160319012758p:plain

おまけ

ちなみにEAGLEのULPでkicad変換するやつもあるので回路図だけはすぐに持ってこれる。
過去の遺産を引き継いでIC周りだけシンボル置き換えすればい結構楽に移行できた。

github.com

パワーサプライの回路を変換した様子

f:id:gsmcustomeffects:20160319012211p:plain