今回はネットサーフィンしてたら見つけたエフェクターの回路で気になる回路があったのでシミュレーションで確かめてみたというお話です。
その気になる回路とはJFETの並列接続です。
カスケード、ダーリントン、カスコード回路は理論ともによく見るのですがこれはなかったので試してみることにしました。
JFET単発の場合
増幅率は3倍ぐらいですね
JFET並列の場合
一方こちらは4~5倍ぐらいになってますね。
結果並列接続すると増幅率が増えるみたいです。
これはFETの相互コンダクタンスgmが並列接続により増加するためらしいです。
FETの場合増幅率はドレイン抵抗とgmで決まることから明らかですね
ちなみにドレイン抵抗はあまり大きくすることができないのでgmの大きいものを選ぶ必要があるとのことです。
その他入力インピーダンスも低くなることからフロー的には好ましいですね!
まとめ
簡単ですがシミュレーションで結果を確認できたので良かったです。。
これはmayaさんから教えていただいた事なのですが実質シミュレータ上なので理想素子、両電源シミュレーションになっていることから実機組んで波形測定をしたほうが良いとのことです。
この点については賛成でエフェクターの場合仮想GNDという仕組みを使って疑似両電源動作をしていることからきちんと実機に正弦波入力して測定もやってみたいと思いました。
個人でファンクションジェネレータやオシロスコープは高すぎるのでデジタルで30000円ぐらいのやつで両方の機能がついている奴を買ってみたいと思っています。
個人購入程度ならこの辺でいいかと思っています
僕は高周波やらないしエフェクターは可聴域カバーしていればいいので10Mhzもあれば十分すぎます。
最後に・・・
いいことづくしのように書いていますが実機検証で問題がまったくないというわけでもないので試す際は自己責任でお願いします。