がれすたさんのDIY日記

電子回路、Python、組み込みシステム開発、自作エフェクターを語るblog

FNIRSI FNB-58のレビュー

FNIRSI FNB-58

今回はUSB PD3.1トリガ+アナライザーであるFNIRSI FNB-58を購入しましたのでそれのレビューになります。
購入はAliexpressのFNIRSI Official storeで6500円程度でした。

外装から見ていきますが、アルミボディにアルマイトが施されており非常に高級感があります。インターフェイスはType-C入力/出力、MicroB入力、TypeA入力/出力、PC接続用(MicroB)があり豊富なプロトコルに対応できるようになっています。
液晶もかなり解像度が高く良いものが使用されているようです。

その他の機能については公式ストアを確認してもらえればと思います。
Aliexpress FNB-58 Store page

PDトリガで電圧を取り出してみる

PD SourceとしてはANKERのNanoⅡ 65Wを使用します。PDOは5.0V=3.0A / 9.0V=3.0A / 15.0V=3.0A / 20.0V=3.25A (最大 65W)に対応しているみたいです。

実験構成は以下のものを使用しました。

名前 メーカー 値段 説明 販売リンク
Hantek 2D72 Hantek 25000円 テスター https://amzn.to/3k5zDvN
Treedix Type-C Breakout Treedix 1090円 Type-C Breakoutボード https://amzn.to/3XECcTi
NanoⅡ 65W ANKER 4490円 アダプタ https://amzn.to/3Shueyf
U2C-CCPE20NBK ELECOM 2655円 PD EPRケーブル*1 https://amzn.to/3IwLHzy

ここでType-CのBreakoutボードに改造が必要なります。具体的にはCCピンに5.1kのついているのでこれをはがします。

5V,9V,15V,20Vを取り出した時の様子がこちらです。多少の電圧誤差はありますが正しくトリガできているようです。ここら辺はケーブルの電圧降下とテスターの誤差なんかもあるので細かく言及しないことにします。

PDトリガはアダプタを騙すような動作をするので負荷側を外しても電圧は出たままになります。このまま別のデバイスをつながないように注意してください

PD3.0 PPSトリガを使ってみる

FNB-58はPPSトリガにも対応しているのでそちらも利用してみます。アダプターはUGREENのNexode 45W(https://amzn.to/3EjJiFU)を使います。PPSで3.3-11Vに対応しているようです。

トリガのやり方としてはPDOの時と同様に一覧に出てくるので選択すればよいです。PPSの規格上20mV単位で設定できるようですが、FNB-58では100mV単位での設定しかできないようです。PPSトリガを行った際の様子を以下に示します。

見た感じ7.6Vをしっかりと出力できているようです。PPS規格はスマートフォンの充電を効率的に行うように策定されたものですが、ここまで細かく出せるとなると電子工作での応用も期待できます。

まとめ

今回はFNIRSIのFNB-58というPDトリガデバイスを使ってみました。PPSトリガに対応していたり、電流モニタ、E-marker検出機能もついているので6500円するのも頷けます。

ハードウエア、ソフトウエアも非常に良く作りこまれていますし電子工作をやる方は持っていてもよいと思う一品でした。

最後に記事で紹介している実験はある程度の電気知識を持ち合わせていることを前提としています。安全に留意し自己責任で行うようにしてください。

追記

その他記事中では紹介しませんでしたがPD以外のプロトコルにも対応しておりAutomatic Detectionという機能もあります。Qualcomm quickchargeなんかのトリガもできるようですね。

*1:EPRケーブルを使用していますがEPR対応である必要はないです。